FX比較ナビ.com トップ>大証FXとは
「大証FX」とは、大阪証券取引所の外国為替証拠金取引の愛称です。
大証は2009年にスタートしたばかりの新しい外国為替の証拠金トレードですが、株式の売買や日経225先物のトレードをしていた方達が参入しやすい、特徴的な価格決定方式を持っていることで注目を浴びています。
取引所を介して外国為替の証拠金トレードができるという点で、「大証FX」と東京証券取引所の「くりっく365」は共通している点があります。
例えば、証拠金の管理が取引所への預託となるということ、一律20%の申告分離課税による税制優遇、損失の3年間繰越控除、証券先物・商品先物との損益通算などを挙げることができます。
また、取引所を介すため、高い透明性のもとトレードできることも見落とせない大事なポイントですね。
前項でくりっく365との共通点を挙げましたが、大証が全く同じサービスだったら注目されることはないですよね。それでは具体的に、大証の外国為替証拠金トレードと「くりっく365」の目立った違いとしてはどんなものがあるのでしょうか。
参入企業独自のサービス (手数料など) 以外では、主に下記に記載する2点が大きい違いとして挙げることができます。
大証の外為では、価格決定の方式として従来のマーケットメイカー制度とオークション方式とが混在しています。そのため、金融機関などのマーケットメイカー以外 (つまりは大証をトレードする投資家同士) の注文も約定することもあるため、従来のマーケットメイカー制度のみのトレードに比べ、約定の可能性が高まっています。
ここで新しく登場したオークション方式ですが、これは「買い注文」と「売り注文」を一つに集めて、注文同士を約定させる方式のことです。大証で採用されたオークション方式というのは株式売買や日経225先物などで採用されているトレード方式と同様のものであり、非常に多くの投資家に馴染まれている方法です。
なお、従来のマーケットメイカー制度とはどのようなものなのかというと、マーケットメイカーとして機能する金融機関が、売り買いの気配レートを提示し、売買の値をつける方法のことですね。
大証の外国為替の証拠金トレードでは、この2つの方式を同時に取り入れることで、価格決定プロセスの透明性をより高い状態で確保し、そして株式売買や日経225先物のトレードに馴染んでいる方にもトレードのイメージがわかりやすいものになっています。またこのオークション方式の導入により、部分約定も起こるようになりました。この部分約定というのは、出した注文のうち一部が約定するというものです。この価格決定方式の違いこそが、大証の最大のうりではないかと思います。
なお東京証券取引所の「くりっく365」は、6社によるマーケットメイカーによるレートで価格を提示しており、基本的に全量約定 (一度に全ての注文が約定する) となります。
大証FX⇒オークション方式+マーケットメイカー制度
くりっく365⇒マーケットメイカー制度
大証の取扱い通貨ペアは、米ドル/円、ユーロ/円などのメジャー通貨を含めた9通貨ペアのトレードが可能です。
一方、「くりっく365」はメジャー通貨のほか、南アフリカランド、香港ドル、ノルウェークローネなど23通貨ペアのトレードができます。
大証はまだ始まったばかりのサービスなので通貨ペア数が少ないですが、今後人気が集まり投資家が増えるにつれ、くりっく365同様トレード通貨ペアも除々に増えていくものかと思われます。また、頻繁にトレードされるメジャー通貨はしっかり押さえられているので、通常のトレードをする分には困ることはないでしょう。
なお、トレードできる通貨単位は、「大証FX」と「くりっく365」共に1万通貨単位と同じです。
大証FX⇒9通貨ペア
くりっく365⇒23通貨ペア
また、「大証FX」のレート画面は従来のものにはない、「板画面」表示です。売り気配・買い気配8本ずつの合計16本の気配値と、それぞれの値段の注文数量、インターバンク市場の実勢値の目安となるマーケットメイカーの売り・買いの最良気配値などの相場情報が公表されるもので、株式売買をする方には非常に馴染み深いものですね。投資家は、この豊富な情報を含む取引板、板画面を確認しながら、大証で外国為替の証拠金トレードをすることが可能になっています。
「大証FX」と「くりっく365」、そして「FX」をわかりやすく比較した表を掲載します。
「大証FX」が現在の外為人気を、更に盛り上げてくれること間違いなし!?
| 大証FX | くりっく365 | FX (非取引所取引) | |
|---|---|---|---|
| 取引所 | 大阪証券取引所 | 東京証券取引所 | なし (相対取引) |
| 参加企業数 | 6社 *7/21現在 | 16社 | 200社以上 |
| マーケットメイカー | 2社 | 6社 | 複数 (企業により異なる) |
| 証拠金保護 | 大阪証券取引所 | 東京証券取引所 | 信託銀行への信託 (企業により異なる) |
| 約定のしくみ | オークション方式+ マーケットメイカー (部分約定あり) |
マーケットメイカー (原則、全量約定) |
企業により異なる |
| 取引通貨ペア数 | 9通貨ペア | 23通貨ペア | 10〜100通貨ペア以上 (企業により異なる) |
| 取引単位 | 10,000通貨単位 | 1,000または10,000通貨単位 (通貨ペアにより異なる) |
100、1,000または10,000通貨単位 (企業、通過ペアにより異なる) |
| 取引日 | 土日を除く毎日 | ||
| 取引時間 | ほぼ24時間 | ||
| 税制 | 申告分離課税・税率は一律20%・損失の3年間繰越控除 証券先物・商品先物との損益通算 |
総合課税、税率は0〜50% (所得により異なる) |
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